Movie Magic

アメリカ在住大学生が映画を語るブログ

映画 「ある女流作家の罪と罰」感想ネタバレ:言葉だけで自分の世界を表現するということ

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Fox Searchlight Pictures

こんちくわ!Shygonです!

今回は捏造した有名人の手紙を売りさばいた実話

ある女流作家の罪と罰

について熱く語りたいと思います。

2018年に製作された本作は、有名人の手紙を盗み、捏造し、売りさばいた女性の実話です。

大人気コメディ女優メリッサ・マッカーシーがさえない中年女性をブラックユーモアたっぷりで描きます。

 

サクッとあらすじ

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Fox Searchlight Pictures

1990年代初頭ニューヨーク。

閑散とした街クイーンに住むリーイスラエルは仕事もなく、お金もない。かつて一世を風靡した人気作家の姿など跡形もなく、ホテルの備品を平気で盗むのであった。

 

住んでいる家は滞納し、自身の過去の作品はどこをみても安売りする本屋ばかり。家主からは退去を責められ、酒に溺れている中、ある男性を出会う。

ジャックは刑務所帰りの中年男性。ダンディーな服装に髪をきっちり整える容姿とは対照に、最低な男であった。

腐った世の中でもがくふたり。酒に飲まれ、気に食わないことがあれば暴れ回る。

 

そんなふたりは徐々に仲を深め、あることを画策し出す。それは有名人の手紙を盗み出し、自分の名前で売り出すこと。

徐々にかつての勢いを取り戻してきたが、そんな悪事はすぐに表に出るのであった‥

 

メリッサ・マッカーシーが挑む新境地

女流監督マリエル・ミラーが務め、作家リー・イスラエルの実話をブラックジョークたっぷりで描きます。

 リー・イスラエル

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Fox Searchlight Pictures

51歳の作家。過去に許可なく書いた有名人の伝記が物議を醸し、それ以降低迷する。

過去の栄光にすがり、酒に溺れ、日雇いの仕事をしながら食いつなぐ日々を送る。

 

メリッサ・マッカーシーが演じました。大人気コメディ女優として「ゴーストバスターズ」などに出演するなど、アメリカを代表するコメディ女優。

本作ではそんな輝かしいコメディ女優の姿など跡形もなく、さえない中年女性を熱演しました。

 ジャック・ホック

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Fox Searchlight Pictures

刑務所帰りのダンディ男。陽気な性格に調子の良い口調。イスラエルと有名人の手紙を捏造することを目論む。

リチャードEグランドが演じました。大人気ドラマ「ゲームオブスローンズ」「ローガン」の悪役など独特な世界観を持つ大人気俳優です。

 

自分だけの文章を書くということ

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Fox Searchlight Pictures

もが憧れる芸術の都ニューヨークを舞台にスランプに陥った中年作家を描いた本作。

一度売れっ子作家になるもスランプに陥り、酒に溺れ、日雇いで食いつなぐ日々。

そんな背を向けたくなる人間でもなぜか輝いて見えるのはニューヨークだからであろうか?

真相はわからないが、Jefi Southernの"I thought you of last night"からはじまる本作はかつての黄金期のNYを象徴するようにモダン音楽が劇中に鳴り響く。

 

 

本作の同名自叙伝「Can you forgive me?」ではリー・イスラエルの作家としての人生を赤裸々に描く。

売れっ子作家に一度成り上がるほど才能にありふれた彼女はスランプに陥ると決してやってはいけない領域に手を出してしまう。

 

家という職業は自分の言葉で物語を表現し、人々に影響を与える。その文章に著作権がのしかかり、著名な作家はその権利が保護されるのである。

彼女は作家として文章に対する最悪の冒涜である盗作をしてしまい、遂にはFBIからも目をつけられてしまう。

 

2014年にリー・イスラエルは亡くなってしまうが、その6年前の2008年に自分がこれまでしてきた過ちを懺悔するかのように本で告白するのであった。

最終的には1番大事なことが人間関係であることに気付き、やり直そうと再び 一からやり直すことになる。

作家としての名誉にすがり、自分のプライドが許さない彼女は酒に逃げ、他人の文章に逃げてしまう人生であった。

そんな他人事のように思える本作はとても親近感を覚える。

 

画を見てその批評を素人なりに書き、このブログに投稿する日々。

本ブログMovie Magicが始まってからもうすぐ2年が経とうとしているが、毎回ふと考えることがある。

 

いま書いているこの文字は本当に自分の文章であるのであろうか?

自分の意思で丁寧に言葉を選び文字に起こす。

そんな作業の繰り返しで、いつも他人が書いた文章を転用したくないと自分に言い聞かせながら、下手なりに書いているが、それは果たして本当なのであろうか。

 

なるべく自分の思ったことを、なるべく自分の言葉で伝えたい。

文章書く人には少なからずそんな気持ちがあると思うが、どこかで無意識に他人の文章によっているのかもしれない。

僕はそれを少しでも防ぐために英語で情報を調べたり、英語で文章を読み、文章を書くようにしているが、この映画を見て一層気をつけようと率直に思いました。

 

メリカの大学で、Essayを書くときに先生に口酸っぱく盗作はするな。とよく言われる。"plagiarism"とかいう気取った言葉で表現されるが、まさにその通りだと思う。

まぁこんな素人が書く文章なんて盗作もくそもないのかもしれませんね。まだそんなこと考える段階に行ってないってことですよ。笑

びぇ!

 

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