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映画 「ボヘミアンラプソディー」 感想ネタバレ : クイーンを愛するファンはこの映画を見るべきだ!

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©2018 20th Century Fox

こんちくわ!Shygonです!

今回は伝説のロックバンドクイーンの伝記映画

ボヘミアンラプソディー

を語りたいと思います!

2018年に製作された本作は1970年の結成時から1985年の全員での最後のライブまでを描いた「クイーン」の伝記映画です。クイーンのバンドメンバーであったブライアン・メイとロジャー・テイラーがプロデューサーとして加わっているなど忠実にクイーンの歴史が語られます。

 

あらすじ

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1970年のロンドン。

少しまわりと違った感性をもったファルークバルサラは日雇いで小銭を稼ぎながら、ミュージシャンを夢みていた。

ある日、スマイルというバンドからボーカルが抜けたことを聞いたバルサラは新たなボーカルとしてバンド加入することになった。

そのバンドこそが伝説的なロックバンド「クイーン」の前身であることはその頃は誰も知る由もなかった。

そして、変人バルサラこそがのちのフレディマーキュリーであることも。いま伝説が再びスクリーンで蘇る!

 

伝説はなぜ伝説と謳われるのか

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©2018 Rogerebert

世界で最も売れたアーティストとして名高い「クイーン」ですがはじめ彼らの偉業をすこしですが、まとめておきます。

 メンバー全員が作詞作曲

4人のメンバー全員が作詞作曲ができるバンドとして認知されており、メンバー全員が作詞作曲した曲がチャートで1位をとったことがある世界初にして唯一のロックバンドなのです。

 経歴が異色すぎる

メンバー全員がもとからミュージシャンではなかったのです。ギタリストのブライアン・メイは天文学者であり、僕の一番好きなドラマーのロジャー・テイラーは大学で理学号を取るほど秀才です。ベーシストのジョン・ディーコンは電気技師でした。本職がミュージシャンではなかったロックバンドだったという面白い経歴があったのです。

 音楽性

メンバー全員が作詞作曲できるため、ひとつのロックバンドに感じないほど全ての分野を超越しているのです。音楽について語り始めると終わることはないですが、ハードロックからオペラまで様々な要素が曲調に含まれるのが特徴です。

 

現代版クイーン

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©2018 Planet Rock

 監督と脚本家

X-MENシリーズで知られるブライアン・シンガー監督が本作では監督を務めました。脚本はこれまで数多くの伝記映画の執筆をしてきたアンソニー・マクカーテン。

 テイラー&メイ

伝記映画の重要なポイントはどこまで事実と忠実に描かれているかがひとつの味噌になります。そういう意味だと本作は実際にバンドメンバーであったブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽プロデューサーとして参加しています。中でも2人を演じた俳優には細かい仕草までも直接教え込んだといいます。

 フレディ&ラミ

本作で「クイーン」のボーカルフレディ・マーキュリーを演じたのが俳優のラミ・マリックです。これまでアメリカのドラマ「Mr.Robot」に主演するなど注目株の俳優です。本作ではフレディのアイコンでもある出っ歯に少し変わった話し方を非常に忠実に演じていました。

 

ボヘミアンラプソディーは最高傑作なのか

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©2018 Daily Bruin

ここが重要なポイントです。これまで数多くの偉人の人生を描く伝記映画が作られてきましたが、Shygon的には素晴らしい映画だったと強く思います。

バンドメンバー4人が本物かと錯覚するくらい演者はなりきり、実際に本人たちの若い頃をみるかのようでした。僕のように実際にクイーンを生でみれなかった若い世代にとっては彼らの人生を理解する、そして、彼らがどれほど素晴らしいパフォーマンスをステージ上で繰り広げていたのかを疑似体験できる場として、本作は非常に熱溢れていて興奮する映画になっていると思います。

 

主演のフレディ・マーキュリーは1991年にエイズで惜しくもなくなり、バンド自体も1985年を最後にライブをしなくなったので、それ以降に生まれた若い世代の人間は残っている映像でしか彼らの存在を楽しめないですが、「ボヘミアン・ラプソディー」は実際の彼らをライブでの迫力を超越するくらい最後のラストライブは感動的で迫力に満ちた映像に作り上げていました。

ラストライブのシーンはまるで全世界を虜にし、音楽の歴史を変え、世界的に影響力をもった「クイーン」そのものをまじかでみた気がする錯覚に陥ったほど、見終わったあとに興奮を覚えました。それはやはり実際にメンバーによる僅かなこだわりや本物を徹底的に追求した製作陣の偉業であることは間違いありません。

 

ちょっと不満があるんだけど‥

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©2018 Throw Backs

はじめに僕は本当にこの映画が好きです。彼らを知らない若い世代に伝説の存在を伝え、既に知っている世代には彼らの中の伝説を蘇らました。これは紛れもなく映画以上に重要なことであり、過去の偉大な歴史を尊重することにも繋がってくると思います。あの圧倒的な迫力は劇場を出た後でさえも興奮が止むことはありませんでした。

しかし、なにか納得できないんです。

確かにクイーンの歴史を全く知らない人たちにとっては導入編として素晴らしい映画に出来上がっているのですが、これは本当にフレディの見た世界なのかととても不思議に思います。

 壮絶な人生を送ったフレディ

伝説のロックバンドのボーカルとしていまでも伝説的な存在のフレディ・マーキュリーですが、彼は生涯を通じて多くのコンプレックスを抱えていたと考えられています。彼の独特なスタイル彼のルーツがインドであること、そして印象的な出っ歯に悩み続けたのです。

最終的に戸籍上までフレディ・マーキュリーに変えてしまい、音楽を通して「ファルーク・バルサラ」ではなく、「フレディ・マーキュリー」として一生を生きていく覚悟をしたのです。

 数多くの疑惑

フレディは決して公に明かすことはありませんでしたが同性愛者であると考えられていました。奥さんがいるかたわら、男性とも恋愛関係に発展させていました。

彼の独特ののスタイルこそが後のハードゲイであり、スタイルからも彼が両性愛者であることがわかります。

 ボヘミアン・ラプソディー

タイトルの「ボヘミアン・ラプソディー」は「クイーン」の一番有名な曲名からとったものです。いまだに「ボヘミアン・ラプソディー」についてはなにが書かれているのか歌詞が理解できないと言われますが、

これは彼がフレディ・マーキュリーとして生きていく覚悟をしたかたわら、昔の自分のルーツを含めて過去の自分を捨てることを母親に対して申し訳なく思う気持ちが書かれています。

彼の性的趣向やルーツ、スタイルなど様々なコンプレックスに悩んだ彼にとってこの「ボヘミアン・ラプソディー」は相当意味のある曲です。それをタイトルにするのなら「クイーン」の生きた伝説を真正面から表向きの綺麗な部分だけを切り取って賞賛するだけの本作にShygonは若干の違和感を覚えました。

クイーンの生きた伝説を描くのであれば、フレディは生前からエイズに関して彼の口から語ることは一切なかったので「クイーン」をただ賞賛するような切り口が適切だと思いますが、「ボヘミアン・ラプソディー」というタイトルにするのであればもう少し違う切り口で描いても良かったのではないかと個人的には思いました。

なので本作を批判しているのではなく、かりにフレディを主人公として彼を音楽を通した人生を描くのであれば、もう少し彼が持つコンプレックスに悩んでる描写があるほうがより人間味あふれる映画に仕上げられたのではないかと思いました。

 一生愛し続けた女

フレディは伝説のミュージシャンの中では極めて稀で、ひとりの女性を愛し続けていました。同時に男性と関係を持つことはあったが、女性を大切にしたのです。その女性と出会ったのはラストライブ付近であり、本作で描かれた後の話なのです。

そして、エイズによって彼は享年45歳という若さで亡くなりますが、その後彼のエイズがうつり彼女もその後亡くなってしまいます。しかし、彼女は彼の生前に一度も自分がフレディからエイズがうつったことを公にせず暖かかく守り続けたのてす。僕個人的にはこんなに美しい話をもう少し深く描いて欲しかったですね。

タイトルがクイーンであるのであるのなら誰しもが最高のライブであったとする「ライブエンド」を本作のようにトリにするのがベストですが、「ボヘミアン・ラプソディー」にするのであればもう少しフレディ個人にフォーカスを当てて欲しかったというのがすこしあります。

なにか本作はクイーンが通った王道の道を何個か忠実して感動的に描くのにはかなり突出してると思いますが、すこし浅はかすぎるのではないかも思いました。

王手映画サイトrotten tomatoes では本作の批評に関して観客の評価はすこぶる高いですが、批評家の評価があまり良くないのです。なぜ彼らがそのような評価をつけるのか感想を一通り読んでもわかりませんでしたが、フレディについてもう少し深く掘って描いた方が、より人情的なつ感動的な映画に出来上がったのではないでしょうか。

 

最後に、2019年のアカデミー賞で賞レースを牽引すると言われている一作としてとても期待されていますが、主演を演じたラミ・マリックはノミネートはされて欲しいですね、されなかったらブチギレ案件ですよ

びぇ!

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