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アメリカ在住大学生が映画について熱く語っているブログ

CIA職員で麻薬の運び屋凄腕パイロットの壮絶な人生とは? バリー・シール アメリカをはめた男 [考察と解説] (ネタバレ)

こんちくわ!Shygonです!

今回はトムクルーズ主演の「バリーシール アメリカをはめた男」を熱く語っていきたいと思います!

 

トムクルーズの最新作として今回は

実在のCIA職員ながら、裏では麻薬の運び屋として大金を稼ぎだす、実在した凄腕パイロットの伝記映画です。

 

トムクルーズは毎回このような部類の映画に主演しているイメージですが、

今回はある意味彼のキャリアの中でも数少ない部類の映画の一本であると思いました。

では実際どういうことなんでしょうか、様々なカテゴリーに分けて語りたいと思います。

 


あらすじ

実在のCIA職員ながら、裏では麻薬の運び屋として大金を稼ぎだす、実在した凄腕パイロットであったバリーシールを主人公に彼の壮絶な人生が描かれます。

 

時は1980年代前後。

コロンビアから、巨大な連絡網を武器に麻薬をアメリカへ大量にバラまいていた、

史上最悪の麻薬王パブロエスコバルへの対処に悩んでいたアメリカは、

CIAをはじめ様々な秘密機関が彼の対処のため動いていました。

 

shygon.hatenablog.com

 

そんな頃ある民間会社でパイロットとして優秀な成績を上げていた

バリーシールの輝かしい能力を買われ、CIA職員として飛行機を操縦しながら敵のアジトの上空写真を撮る仕事の依頼を受けました。

それを快諾し、順調に仕事をこなしていたある時、燃料補修のため降り立った場所で彼の人生の転機を迎えるのです。

それは時の人、パブロエスコバルの麻薬を空輸するという仕事でした。

破格の価格に目がくらみ、それを引き受けます。

しかし、それは同時に彼の人生が急降下することを意味していたのでした。

 


評価

この映画の全容を語る前に、製作の裏を語らせてください。

主演は既にご存知のトムクルーズ

CIA職員としてドナーグリーソン

彼は若いながらハリーポッターのウィーズリー家の一員として、そしてスターウォーズ8にも出演するなど、今注目株の俳優です。

彼の父親も端役を堅実にこなす名優として知られています。

 

そして、監督はダグリーマン

彼は「ボーン」シリーズで製作を務めていた方です。

彼の過去の作品は一通り見たことある方はおわかりでしょうが、

彼の作風らしくないのです、この映画は。

 

本作を見ると僕は「マネーショート」を彷彿させました。

この映画は斬新な物語口調が評価され、アカデミー賞を受賞したのです。

 

本作バリーシールでは

日常から自分の行動や思うことを逐一録画していた彼のビデオで物語が進行していくのです。

彼の職業柄、家族総移動が多くその度に撮ったビデオを映画の進行の手助けとして登場させます。

 

勿論実話が元となっていたので、その時期に世界で何が起こっていたのかを

当時の映像とともに振り返ることができる映画なのですが

それは同時にドキュメンタリーとしてもこの映画を楽しむことができるのです。

 

そして、笑えるジョークがまた奇妙なんです。

数あるうちの一つをご紹介しようと思います

 

バリーが麻薬の運び屋として暗躍していたのですが、ついに警察に身元が割れ、それを感づいた彼は自分の倉庫から逃げようとします。

が、それはもう遅く警察が到着します。

 

「手を挙げろ!」という声が聞こえると同時にスポットライトがともります。

しかし、別のところから同じ声が聞こえてくるのです、それも一回や2回ではないのです。

 

結局同時刻にFBI、CIA、DEAはじめアメリカの諜報機関が彼を捕まえようとやってきたのです。

それを描く際、どうしても笑ってしまうのです。

あんなに笑えるシュールな逮捕現場を作り上げた監督はじつに素晴らしいと思いました。



そして、もう一つ言語について触れておこうと思います。

パブロエスコバルの下で働くと、同時にスペイン語圏にいくことが多くなります。

しかし、バリーシールは話すことなどできません。

なので映画でもスペイン語で話していようと字幕が付くことがないのです。

そして徐々に話せるようになると、字幕も徐々につき始めるのです。

日本で公開されたときに字幕がどうなるのかはわかりませんが、アメリカでこの映画をみるからこそ感じる言語の壁も、この映画からは読み取ることができるのです。

 

結局バリーシールはアメリカに捕まり、パブロ逮捕を手助けすることで、自由の身になるのですが、裏切り者を決して許さないパブロの手によって命を落とします。

 

結局パブロに手を貸した人間はバリーシールを含めてほとんどの人間が虐殺されています。

この映画を見る前にパブロエスコバルがどのような人間なのか、

下調べしておく必要があるのかもしれません。

この映画ではその当時のアメリカの状況や、麻薬カルテルがどんな組織であったのかを多くは語りません。

 

びぇ!!!