Movie Magic

アメリカ在住大学生が映画について熱く語っているブログ

【Netflix】「ストレンジャー・シングス」 感想:さぁ不思議なドラクエの旅に出よう!!

f:id:shygon:20181115122207j:plain

©Netflix

こんちくわ!Shygonです!

今回はNetflix製作のSFアドベンチャー

「ストレンジャー・シングス」

について熱く語ります!

2016年にスタートした本シリーズは架空の町ホーキンスで次々に起こる怪奇現象に少年たちが立ち向かうドラマです。Netflixにて製作されている本シリーズはNetflixの中でも代表する大ヒットテレビシリーズで2018年現在シーズン2まで配信されていて、シーズン3はすでに製作が決定しました。なおあらすじについては省略させていただきます。

  

あらすじ

1980年架空の町ホーキンス。

ある日、超能力や不思議な力を研究する秘密の研究施設からあるひとりの少女が脱走する。イレブンと名付けられた彼女は強力な特殊能力を持ち、それを恐れた政府は早速彼女の捕獲に尽力を尽くす。

だが、次第に町全体に不穏が訪れ、謎の事件が多発するようになってしまう。様々な怪奇現象が次々に起こる中、ひとりの少年が謎の失踪を遂げると物語は思いも寄らない方向に急展開するのだった‥

 

ほぼ無名の製作陣が成し遂げた偉業

f:id:shygon:20181115122236j:plain

©Netflix

「ナイト・ミュージアム」や「メッセージ」で知られるショーン・レビを製作に迎え、ダフィー兄弟が監督&脚本を務め、ほぼ無名のキャストで撮影されました。唯一有名なヴィノナ・ライダーは様々なスキャンダルから映画業界から干されていた矢先の久しぶりの大ヒット作に恵まれました。2016年にNetflixで配信がスタートし、シーズン2が2017年に配信されました。そしてすでにシーズン3の配信も決定しました。

www.shygon.com

 

80年代を彷彿させる作風

f:id:shygon:20181115122254j:plain

©Netflix

本シリーズは映画ではないのに、様々な映画のオマージュがいたるところに描かれています。たとえばタイトルロールは印象的です。あの名作「スターウォーズ」の面影を彷彿させるようなテイストはファンとしては興奮が収まりきりません。あの文字の並び方やあの感覚などタイトルロールの出し方は「スターウォーズ」にそっくりと言えるほどその世界観からこのドラマは始まります。そしてあの劇的な登場とともに鳴り響いてくる振動のようなドラム音、なにかを予知させる音楽が視聴者の興味を引きます。

f:id:shygon:20181115122320j:plain

©Netflix

次に本シリーズのストーリーの内容です。成長境いの少年たちのアドベンチャーといったら名作「グーニーズ」ですよ。まだなにもかも信じきっていたあの時代を切り取り、彼ら少年の視点から映画を描く「グーニーズ」とこのドラマには様々な共通点があります。信憑性の低い逸話を信じ、自分なりに考えた理論や目標を達成して行こうとするあの遊び心を本シリーズでは垣間見ることができます。さらに「スタンド・バイ・ミー」の記憶も呼び起こされます。噂だけを頼りに4人の男の子たちがひたすら線路を旅しに行くという物語で、このように少年たちの外の世界への興味からなるプチ旅行の走り映画へのオマージュも忘れていないのです。そんな観点から「ストレンジャー・シングス」は70、80年代の映画へのリスペクトを感じます。

本シリーズを見ていると少し気になることが多々あったのです。キャラクターがタバコを吸うシーンです。本シリーズの前半戦の時点ですでに違和感を感じていました。なぜなら、あまりにも喫煙者が多いからです。たとえ子供が前にいても、プカプカタバコをふかすのです。最近になりタバコに対する規制が世界的に広がり、子供達への悪影響を懸念し、映画やドラマにはほとんど登場しなくなってしまいました。この話はとても有名ですが、例えば大人気アニメのワンピースです。大人気キャラクターのひとりのサンジはよくタバコを吸っています。しかし、アメリカ版のアニメではアメを舐めているという風に勝手に修正されているのです。

f:id:shygon:20181115122424p:plain

©Netflix

1990年代初頭から徐々にそのような活動が米国国内で盛んになり、タバコのを吸っている登場人物が映画、ドラマ、アニメから姿を消しました。でも本シリーズはNetflix製作ということもあり、テレビや映画館での鑑賞ではないためこのような規制なく好きなように製作できるのです。上記で触れたオマージュを受けた作品は全て規制前時代の映画なのです。その当時はこのドラマのようにタバコを蒸すシーンが度々描かれているのです。例えば、「スタンド・バイ・ミー」の冒頭シーンの隠れ家では、ひとりのヤンチャ坊主は子供にも関わらず、タバコをふかしていました。これは今では絶対見ることのできないシーンの1つです。もしかすると監督はこのようなある意味無邪気な描写に憧れており、自分たちのガキの頃を思い出し、この作品作りに没頭していたのかもしれませんね。
個人的にこのようなところに映画やドラマの魅力が隠れていると思っています。本シリーズは若い人にとってはただ面白いドラマにしかならないけど80年代に子供だった、本シリーズの監督や今は社会人の人たちにとってはあの無邪気な頃を思い出して、深い思入れがある情景ばっかりであるということです。そして「グーニーズ」の頃に立派な大人だった人は「グーニーズ」を見たときに久しぶりに昔を懐かしみ、「ストレンジャー・シングス」では遥か遠い昔のような感覚で楽しむことができるのです。

つまり、ただ本シリーズは単に活発な子供達に焦点を当てているのではなく、子供を探し見守る親世代と無邪気な子供の両方の目線で描かれています。上記に示した観点からこのドラマはある限定された世代のために作っているのではなく世代によって楽しみ方が違うので本当によくできたドラマだと思います。

 

びぇ!